「パニック障害とうつ病で毎日つらい。だけど、働くのも正直むずかしい…」
そんな状態が続くと、生活の不安がどんどん膨らんでいくんですよね。
私自身、パニック障害になってから数年。
その間ずっと「どうすればこの先、生きていけるんだろう…」と悩み続けてきました。
とはいえ、調べれば調べるほど情報が複雑で、さすがに自分ひとりで動くのは限界だと感じていました。
そんな中で知ったのが “障害年金” という制度でした。
パニック障害では通らないケースも多いと言われていますが、うつ病を伴うことで受給できる可能性がある──この事実を知ったとき、「もしかしたら私にも道があるのでは?」と思ったんです。
とはいっても、いざ申請しようとすると
- 初診日の証明
- 医師への伝え方
- 膨大な書類
- 年金事務所の予約の取りづらさ
…こういった壁がいきなり立ちはだかるんですよね。
※結論から言うと、私は社労士に年金申請の手続きを丸投げしました。
だからこそこの記事では、
- パニック障害とうつ病の人が申請でつまずきやすい点
- 社労士に依頼した理由
- 実際にどう受給につながったのか
- 何から始めればいいのか
申請の全体像が掴めるように、私の体験談をもとにまとめました。
障害年金という言葉を知った日のこと
パニック障害とうつ病が長期化してくると、どうしても 「仕事ができない」「働けない」「この先の生活が不安だ」 と感じる場面が増えていくんですよね。
私もまさにその状態で、朝起き上がる気力すら湧かない日が続いていました。
パニック障害と長く付き合って数年。
うつ病もあり、パキシルを飲みながら自宅で療養していました。
症状が悪化すると、朝ベッドから起き上がることすらつらいんですよね。
年齢を重ねるにつれて、「もう働けないかも」という恐怖がどんどん大きくなって、気力もどんどん減っていく。
結果、日常生活すら難しくなる状態になっていました。
とはいえ、生活は続いていくわけです。
病気の症状と将来の不安が重なり、さすがにどうにかしなきゃと思って「うつ病 働けない」「パニック障害 生活費」「メンタル 仕事できない」といったキーワードで検索していたんです。
そこで初めて知ったのが、障害年金という制度でした。
- うつ病やパニック障害など精神疾患でも対象になる
- 就労できない状態が続いている場合に受給できる可能性がある
- 金銭的な安心につながる制度
でも最初は、手続きが難しそうで、正直不安だらけだったんです。
調べれば調べるほど障害年金の仕組みは複雑で、
- 初診日の証明が必要
- 病院のカルテが残っているか
- 症状の具体的な説明が必要
- 年金事務所の予約が取りづらい
など、手続きに関する注意点が次々に出てきて、不安が余計に大きくなっていきました。
特に、 「初診日がどこになるのか」 は想像以上に重要で、障害年金のブログや相談サイトでもよく出てくる“つまずきポイント”として紹介されているんです。
年金事務所に問い合わせたけど“現実はけっこう厳しい”
障害年金について「まずは直接聞こう」と思い、病院に電話をしてみました。
しかし、それは年金事務所に問い合わせるように言われてしまい、特に病院でサポートのようなものがあるわけではない様子でした。
通院した直後で診察の予約も結構先だったので、年金事務所に電話してみることに・・・
電話でわかったこと
- 回答できる内容はかなり限定的
- 詳細は「来所して説明する必要がある」とのこと
- 予約は1か月先しか取れず、場所も家から遠い
- 運転を控えていたため、公共交通機関と徒歩で行くしかない
ここで正直、「これは体調的に無理だ…」 と思いました。
朝起きることもつらい状態で、1か月先の予約に合わせて遠方まで通うのは現実的ではなかったんですよね。
ここでつまずいた理由
- 運転ができない → バス+電車+徒歩が必須
- 体調が不安定で外出自体が困難
- 書類や手続きの説明を受けに行くこと自体が負担
この時点で、「自分一人でやるのは難しい…」 と判断しました。
とはいえ、何も行動しなければ将来の不安は消えない。
そこで、「代行できるサービスはないか?」 と調べ始めることになります。
そして次に見つけたのが 社労士(社会保険労務士)という存在 だったんです。
社労士という存在を知り、複数の事務所に相談していった
年金事務所での現実に打ちのめされつつも、ではどうすればいいのか手探りの状態。
そこで目に入ったのが 社労士(社会保険労務士) という存在。
まずやったこと
- 複数の社労士事務所のホームページをチェック
- 無料相談フォームに自分の症状(パニック障害+うつ病)を入力
- 必要に応じて電話で直接質問
この時点で、やることは地味ですがかなり重要でした。自分の症状をメールや電話で正確に伝えることで、社労士側が受給可能性を判断してくれるからです。
複数の事務所から共通して言われたこと
- パニック障害だけでは原則、障害年金は通らない
- うつ病を併発している場合は受給の可能性がある
- 私のケースなら「障害基礎年金2級が受給できる可能性が高い」との回答がほぼ一致
ここで少し安心しましたが、社労士によって微妙に意見が違う のも事実でした。
- 説明が丁寧でわかりやすい人
- 事務的で淡々としている人
- 着手金の有無
「誰に頼めば…」 という迷いがまだ残りました。
この段階で感じたこと
- 情報を整理する力がある社労士は、質問への回答が明確
- 精神疾患に強い社労士は、私のような複雑な症状でも的確に判断
- ここで間違った社労士を選ぶと、申請自体がうまくいかない可能性もある
この経験から、「社労士選びは本当に重要だ」 ということを実感しました。
障害年金をもらえる状態にも関わらず、手続きがうまくいかずに不支給になったという事例も聞いていたので、焦って決めるのではなく、信頼できる事務所を慎重に選ぶことが、障害年金申請成功への第一歩になります。
最終的に、対面不要で信頼できる社労士を選んだ理由
契約の条件と安心感
- 着手金なし
- 成功報酬は障害年金2ヶ月分、後払い
→ まず費用の不安なしで依頼できる
社労士からは、私の受給の可能性は五分五分と正直に説明されました。
とはいえ、理由もきちんと示してくれて、「診断書が重要。症状をしっかり伝え、医師に書いてもらえれば通る」 というポイントが明確になったんです。
この説明があることで、受給までの道のりがはっきり見えたのです。
社労士事務所の成功率は高い!?
精神障害専門の社労士のホームページには受給成功率99%や100%と書かれているところもあるんですが、かなり心強いですよね。
これはおそらく
- 通らないと判断したケースでは申請しない
- 症状と病名で受給可能と確信できる場合のみ申請
→ だからこそ高い成功率になる
というのが理由であり、決して誇張ではなく事実だと思います。
つまり、成功率の高い社労士では「無駄に申請してお金や時間を失うリスク」がほぼないと言えるでしょう。
契約内容
- 着手金はなし
まずは費用の不安なしで依頼可能 - 成功報酬は障害年金2ヶ月分を後払い
受給が決まって初めて支払う方式 - 委任状を渡した後はすべて社労士が対応
書類作成、提出、年金事務所とのやり取りまで任せられる
初診日の壁にぶつかる(多くの人がつまずく重要ポイント)
障害年金の申請では“初診日”がすべての基準になります。
とはいえ、初診日という言葉の意味は最初はよくわかりませんでした。
初診日とは?
- 初めてその症状で病院にかかった日
- この日に 年金に加入していたかどうか が受給資格に直結する
- 1日ズレるだけで「受給できる/できない」が変わるほど重要
こう書くと簡単に思えるんですが、実際はそう単純じゃないんですよね。
私がつまずいた理由①:病院が複数あって、どこが初診かわからない
私はパニック障害の症状が出る前後に、いろいろな病院を受診していました。
救急搬送されたこともあったので、
- どの病院が「初診日」扱いになるのか?
- いつの受診が対象なのか?
自分ではまったく判断できませんでした。
正直、この時点で“初診日が曖昧なまま申請してしまったら詰む”という不安がかなり強かったんです。
私がつまずいた理由②:過去の病院のカルテが残っていなかった
さらに深刻だったのは、
- 過去の病院にカルテが残っていなかった
- すでに閉院している可能性もあった
という点です。
これは自力ではどうにもできません。
カルテが無ければ初診を証明できず、その時点で申請が不可能になるケースもあるわけです。
社労士の動き:契約前の段階で“初診の照会”までやってくれた
ここが本当に大きかったポイントです。
まだ着手金も払っていない段階で、社労士が私にこう聞いてくれました。
「どこの病院に最初に行きましたか?」
病院名を伝えると、社労士が代わりに初診の可能性やカルテの有無を照会してくれたんです。
その結果、初診日が明確になったのは本当に大きかった。
初診日でつまずく人が多い理由
- 過去の病院の記録が残っていない
- 転院を繰り返している
- 精神疾患は症状の始まりが曖昧になりやすい
- 医師によって初診の扱いが変わる場合がある
- 社労士の知識不足で間違った病院を“初診”として提出されてしまうケースもある
こういった事情があるので、
「初診日を間違える → 不支給になる」
これは現実に起きているようです。
とはいえ、ここを正しくクリアできれば、申請の半分は終わったようなものなんですよね。
申請準備:診断書と“日常生活の困りごと”がすべて
社労士に依頼してからは、申請に必要な作業が一気に具体的になりました。
とはいえ、やることはシンプルで「日常生活で困っていることを正確に伝える」だけです。
社労士に伝えた内容
社労士からヒアリングの電話を受け、次のような項目を細かく聞かれました。
- 車の運転ができるか
- 買い物を一人で行けるか
- 家族と同居か、ひとり暮らしか
- 入浴は問題なくできているか
- 症状の波(特に“調子が悪い日”の状態)
などなど、このあたりは決して格好つけず、「できない日は本当にできない」という部分をそのまま伝える必要があります。
症状は波があるとはいっても、悪い日の状態が審査では重視されるので、「普段は何とかこなせるけど、悪い日はこうなる」という説明が大事なんです。
社労士がしてくれたこと
ヒアリングした内容をもとに、社労士は医師が診断書を書きやすいように“日常生活の参考資料”を作成してくれました。
その作成した資料は郵送で届き、私はそのまま診察の日に医師に渡しました。
このように、医師が診断書を書きやすい環境を作ってくれる社労士だと、話がスムーズなんですよね。
診断書を書く医師も人間なので、伝える情報が整理されているほど負担が減り、正確に反映されやすくなります。
医師の診断名
病名は、「パニック障害 + うつ病」という形で記載されました。
私の場合、「通る可能性はあるよ」と医師に言われ、さすがにホッとした記憶があります。
診断書を受け取ったら社労士へ郵送し、あとは必要な書類をすべて整えて年金事務所に提出してくれました。
審査期間中:不思議と“心が落ち着いていった”
提出が終わると、あとは結果を待つだけ──
診断書が完成し、社労士が中身を確認してくれたとき、「これなら審査基準を満たしています」と言われました。
精神の障害年金は、
・診断書の書き方
・医師の評価
・日常生活の制限
これらでほぼ結果が決まります。
そのうえ、専門家が“通る”と判断してくれた。
だからこそ、審査中は必要以上に不安を抱くことはなかったです。
そして、提出から約3ヶ月──
障害基礎年金2級の受給を通知する封書が年金事務所より届きました。
その後、指定の銀行口座に年金が振り込まれ、障害年金の受給を実感したのです。
障害年金申請の手順まとめ
1. まず、自分が年金を払っていた期間を確認する
これは 受給資格(保険料納付要件) に関わるため最重要です。
どこで確認する?
- ねんきんネット(オンライン)
- 年金事務所(電話 or 来所)
※「初診日の前日時点で、保険料を払っているか」が審査の基準になります。
2. 現在の“初診日”がどこなのか把握する
私のように複数の病院で診察していた場合、ここが最大の落とし穴になりやすい。
確認方法
- 現在通院している病院の医師やソーシャルワーカーに障害年金について話をする
- 初診日の確認をする
- 初診日が現在の病院でない場合は、自分が最初に受診した病院名を思い出す
- カルテが残っているか電話で確認
- もしカルテが消失している場合は、
→ 社労士に照会を依頼するのが一番確実
※私の場合も、社労士がカルテ照会をしてくれました。
3. 自分で進めるか、社労士に依頼するかを決める
ここが分岐点で、結論として私は 社労士へ依頼しました。
社労士に依頼した理由
- 初診日の確認が困難だった
- 年金事務所の予約が1ヶ月先で、体調的にも行けなかった
- 着手金なし・成功報酬後払いでリスクがゼロ
- 診断書の内容が通るかどうかプロがチェックしてくれる
4. “診断書づくり”が最大の山場
精神疾患の障害年金は、診断書がすべてを左右します。
やること
- 日常生活で困っている点を具体的にまとめる
(例:買い物・入浴・外出・家事・金銭管理・希死念慮 etc) - 医師に正確に症状を伝える
- 社労士がいれば、医師が書きやすい“参考資料”を作ってくれる
※私もこのプロセスで不安がピークに来ましたが、
診断書の文面を社労士が確認し「これなら通る」と言われて安心できました。
5. 書類をそろえて、社労士(または自分)で提出
- 年金事務所に提出
- すべて郵送で完結する場合もあり(私のケース)
- 提出後は審査に入る(通常1〜3ヶ月)
6. 審査結果を待つ
私の場合:
- 提出から約3ヶ月で決定通知が到着
- 先に社労士から結果を聞けた(情報が早くて安心)
審査中は「症状がしっかり書類に反映された」と分かっていたため、
そこまで不安は強くなかったです。
7. 受給開始
受給決定 → 振込開始
※成功報酬は 障害基礎年金2級=2ヶ月分 約140,000円 を後払い。
「高い」と感じる人も多いですが、
申請が遅れて月をまたぐほど“自己申請のほうが損”になるため、
私にとっては十分に価値がある報酬でした。
最後に:あなたが明日からやるべきことリスト
- ねんきんネット or 年金事務所で保険料納付状況を確認
- 初診の病院名を書き出す
- カルテがあるか各病院へ電話
- 難しそうなら 精神疾患に強い社労士へメール/電話相談
- 日常生活で困っていることをメモ(診断書対策)
- 診断書を医師に依頼
- 完成したら提出(社労士がいれば丸投げOK)

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